今回は「海外滞在中にCoincheckが使えなくなった事例」についてお話しします。仮想通貨を利用する方にとって、海外での利用制限は意外と知られていない問題です。Coincheckから提示された対応方法を含め、私の経験と合わせて詳しく解説します。
動画は以下から見れます。
Coincheck利用制限の背景
Coincheckでは、おそらく以下の条件を満たす場合、利用が一時的に制限されることがあります。
- マネーロンダリング防止
- 居住国と異なる国からのアクセス検知
- サービス未提供国への渡航
問題が発生した場合の対応
Coincheckは、以下の3つの利用者に対して対応を求めます。
- 1. 海外渡航中のお客様
- 2. 過去に海外渡航しており、現在帰国済みのお客様
- 3. 不正アクセスの可能性がある場合
それぞれのケースに沿って説明します
1. 海外渡航中のお客様への対応
海外に渡航中の場合、以下の情報をCoincheckにメールで返信する必要があります。
- 滞在国名と滞在期間 (例)タイ、2024年11月から12月
- 帰国予定日:(例)2024年12月初旬 / 帰国時期未定の場合はその旨を記載。
- 渡航目的:(例)観光、ビジネス、長期滞在VISA取得など。
- アクセス環境:(例)PCまたはモバイルを使用。VPNの使用がある場合はその詳細を記載。
私の場合、タイ滞在中で帰国予定が次月の中旬の旨を含めて正確に返信しました。
2. 過去に海外渡航しており、現在帰国済みの場合
このケースでは、Coincheckの利用を再開するために以下の手続きが必要です。
- Coincheckを一度ログアウトし、再ログインを行う。
- Coincheckが提供するURL(本人確認提出フォーム)から登録住所を確認。
- 登録住所に変更がある場合は、変更手続きを行う。
さらに、以下の2点を追加で申告します。
- 帰国済みかどうか(はい/いいえ)。
- 登録住所に変更があるかどうか(あり/なし)。
登録情報が正確であることを確認した上で手続きを進める必要があります。
3. 不正アクセスの可能性がある場合
他国からのアクセスに心当たりがない場合、不正ログインの可能性があります。この場合、以下の対応が求められます。
- 心当たりがある場合、その詳細を記載。
- 心当たりがない場合は、不正アクセスの可能性をCoincheckに報告。
- VPNを使用している場合はその旨も記載。
全体に共通
メールでの回答が期日までに行われない場合、暗号資産の送金や日本円の入出金に加え、その他の取引も制限される可能性があります。
実際に発生した利用制限
Coincheckからの返信
タイ滞在中に送付されたメールには、「タイはサービス未提供国であるため、以下の利用が制限される」という内容が記載されていました。
- 暗号資産の売買
- 送金
- 日本円の入出金
制限解除の条件
帰国後に以下の手続きが求められます。
- FAQ「日本へ帰国した際の手続き」を参照し、必要書類を提出。
- 帰国時の登録情報の更新を実施。
注意点とまとめ
Coincheckの利用制限を回避するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
1.海外渡航中はCoincheckへのログインを控える
特に短期旅行の場合でも注意が必要です。
2.渡航前後の手続きを事前に確認する
登録情報の更新や利用国リストの確認を行いましょう。
3.代替手段を検討する
海外での仮想通貨利用には柔軟な対応が求められます。
最後に
今回の経験を共有することで、同じ問題に直面した方の助けになれば幸いです。
YouTubeやstand.fmでも発信をしているので、良ければそちらもご覧ください!
YouTube:https://www.youtube.com/@kenta_web3
Stand.fm:https://stand.fm/channels/60229deb85b142d0d8fbc99d
それでは、また次回お会いしましょう。バイバイ👋