今日は、タイで出会った外国人から感じた「ハングリー精神」についてお話ししたいと思います。これを通して、自分自身の考え方にも少し変化があったので、ぜひ共有させてください。
タイ滞在に向けた準備
まず、少し背景からお話しします。来年度からタイに1年間ほど滞在したいと考えているので、現在ビザの取得を検討しています。特に注目しているのが、デジタルノマド向けに新しく作られたDTVビザです。これはリモートワーカーにとって非常に魅力的なビザで、優遇措置が多く、取得条件も比較的緩やかです。ただ、タイ語の勉強もしたいと思っているので、学生ビザも選択肢として考えています。
DTVビザの特徴
DTVビザは、最近新設されたビザで、デジタルノマドやリモートワーカー向けの仕組みが充実しています。以下がその特徴です。
有効期間が5年間
長期間の滞在が可能なので、短期的な滞在よりも腰を据えて活動したい人には理想的です。
1回の滞在で最長180日間
半年間も連続滞在できるのは非常に便利です。
申請手数料が低い
他のビザに比べてコストが抑えられているのも大きな魅力です。
しかし、申請には一定の条件があり、その中提出書類の一つとして「銀行残高証明」があります。この証明では、50万バーツ(日本円で約200~250万円)の残高を証明しなければなりません。
外国人との出会い
そんな中で、実際にDTVビザを取得した外国人と知り合う機会がありました。彼から話を聞くと、日本人の感覚では驚くようなエピソードがありました。それは、彼がビザ申請の際に提出した銀行残高証明の数字を改ざんしたという話でした。
具体的には、本来必要な金額が足りなかったため、数字を操作した書類を作成し、申請に使用したとのことです。さらにその申請をタイ国内ではなく、別の国で行ったためか、チェックが甘かったのか、無事にビザが取得できたそうです。この話を聞いたとき、日本人としての感覚では「そんなことをして大丈夫なのか?」と思いました。日本では、書類の改ざんは当然ながら重大な違法行為です。しかし、彼の話を聞いて、文化や価値観が異なる海外ではこうした行動も珍しくないことを改めて実感しました。
異文化の中で感じた価値観の違い
タイを含め、世界の多くの国では、まだ賄賂や裏取引といったことが日常的に行われているケースがあります。もちろんこれを肯定するわけではありませんが、こうした文化の中で生活していると、「自分の基準」を見直す機会が増えるように感じます。
例えば、その外国人が取った行動は、日本では到底受け入れられないものですが、彼にとっては「目的を達成するための方法」のひとつだったのかもしれません。僕自身は、この行動自体を見習うつもりはありませんが、その背景にある「どうしても欲しいものを手に入れるための努力」や「目的を達成するために手段を選ばないハングリー精神」には学ぶべきものがあると感じました。
今後に向けた考え
この経験から、僕自身も以下のことを意識していきたいと思っています。
1. 柔軟な考え方を持つ
異文化の中で生活する上では、自分の常識や価値観に固執せず、柔軟な考え方を持つことが必要だと感じました。
2. 貪欲に挑戦する
欲しいものを手に入れるためにどれだけ努力できるか、そこをもっと意識していきたいと思います。
3. 正しい方法で工夫を凝らす
違法行為や不正は絶対に避けるべきですが、自分が持っているリソースを最大限に活用し、工夫を重ねて目標を達成したいです。
まとめ
今回の出来事を通じて、異文化に触れることで自分の視野が広がり、考え方にも少し変化がありました。世界には、日本の常識では考えられないような行動を取る人たちがたくさんいますが、それらを否定するだけでなく、学べる部分を取り入れていくことが大事だと思います。
タイでの生活を目指しつつ、もっと柔軟に、そして貪欲にチャレンジしていこうと決意しました。これからもいろいろな経験を積み重ね、その中で得た学びを皆さんと共有していきたいと思います。
それでは、また次回お会いしましょう!